気まぐれ日記 2025年7月

最新の更新はここ

7月1日(火)「新しいホームページの更新・・・の風さん」
 今年の後半へ突入か・・・、早いな。毎日何もせずのんびり暮らしたら、時間の進みは遅くなるのだろうか。よくわからない。だって、昔からずっとこんな調子で生きてきたから。老化とともに、動作がのろくなっているだけで、頭の中はいつもフル回転。これは認知症と同じだ。やれやれ。
 朝食後、歩いて投函に行ってきた。昼前でも暑い。ここが高原だったら、ずっと涼しいのだろうが、ぜいたくは言えない。日中の予想最高気温が35℃を超えないだけありがたいと思わなければ。
 今日は、月初ルーチンを集中的にこなした。サンセベリアにも忘れずに肥料をやった。
 新しいサーバーのホームページに、ちょっと重たいファイルをのせた。昨年の10月に講演した内容の論文が、日本数学史学会発行の『数学史研究』に掲載され、同誌が送られてきたので、その画像を貼り付け、論文は原文のカラーをPDF化して添付した(論文は、INDEX⇒近況⇒4)その他、最新の仕事⇒画像とクリックしていくと見ることができる)。今後、ホームページの更新は新しいサーバーの方だけにする。
 夕方、カリチューの社長から電話があり、キャメロンの修理が完了したことと費用を知らされた。リビルト品が安価だったらしく、概算よりも1万円くらい安くなった。ありがたい。来週、引き取りに行くことにした。

7月2日(水)「ポモドーロテクニック復活・・・の風さん」
 児童書の執筆に、今日から拍車をかける。
 その前に、朝食後、荷造りをし、スマホのクロネコアプリで送付準備をし、コンビニへ出動。バーコードを使って、発送手続きが完了。楽ちんだった。それでも、今日の雑務はこれで終了だ。
 ホームページの更新も最終段階。旧サーバーは、トップページを移行専用に変更した。以後、更新はしない。無料サーバーの契約は今月末で切れる。間に合った。
 新サーバーの方は、これまで通りの更新をおこなった。ただし、トップページは少し模様替えした。SNSへのリンクを上の方に集め、それ以外はややスリム化した。今後の方向としては、SNSにYouTubeを追加し、SNS以外はさらにスリム化して、スマホ利用者に配慮していく。
 ポモドーロテクニックを復活させて、児童書の執筆をがんばった。明日もさらに加速させたいと思う。
 深夜におよび、雷雨になった。日本はもはや亜熱帯地方だ。

7月3日(木)「児童書で奮闘中・・・の風さん」
 多くの雑務の山に埋もれながらも、やはり一番奮闘しているのは、児童書の執筆だ。
 年収の壁というのが、いくつかの金額でよく話題にされているが、私の児童書の壁は年齢の壁だ(ちょっと意味が違うが)。
 これまで書いてきた作品は頑張っても小学校の高学年以上が対象だった。それを、今回、中学年に下げることになった。出版社の意向だから必達目標である。10歳の子どもが楽しく読めて感動する作品。私の得意分野である和算を入れることも必須条件である。
 子ども向けということで、『塵劫記』にのっている和算の問題を選んで、物語にも沿う形にしているのだが、私の考えは甘かった。意外と難しい問題が含まれているのだ。何となく食いつきの良い面白そうな問題だと思ったのだが。
 とうとう、子ども向けの和算の解説書まで購入してしまった。自分の持っている本やネット情報だけでは、対応できなかったからだ。一方、この知識や経験は、11月の「かさまの和算」イベントにも生かせると思う。小野友五郎を伝えてゆく会の会長へしっかり伝えよう。

7月4日(金)「執筆難航対策案・・・の風さん」
 児童書の執筆速度が上がらない。こういう時は雑務と並行しながらやるのも対策案の一つだ。
 ということで、午前中は hairdye を強行。日曜日から出かけるし。
 その日曜日、横浜で五大路子さんのひとり芝居「横浜ローザ」を鑑賞する。目的はそれだけではない。当日のゲストの方にご挨拶することが、自分で決めたミッションだ。五大さんに私を紹介してもらう。
 他にそこで合流する人がいるのだが、一人はすぐ決まり、もう一人がすぐ決まらなかった。スケジュール調整してもらう必要があった。何とか午後に確定し、ホッとした。感謝である。
 10月初旬、一関市で講演する予定がある。仙台空港経由で行くので、前泊を仙台にし、夜はまた猪岡先生を囲む会をお願いした。本当に何かの予定がないと、仙台まで行くことはない。だから、こういった機会は活用しなければ。しかし、ホテルの確保ではちょっと手こずった。最初から航空券とセットにすればよかったのだが。
 午前零時近くなったが、今夜中に執筆完了は無理とわかった。エージェントに「もう1日ください」メールを送った。うーん。対策案はだめだったか。

7月5日(土)「ポックリ死ねない・・・の風さん」
 国際情勢は気になるが、自分のミッションをやらねばならない。
 旅行の準備も少しずつやりながら、最後の部分の執筆をおこなった。全体として、削った部分より加筆した部分が多く、ページ数が増えてしまった。
 すぐ印刷できるように、編集者の希望するたて書きで、指示された文字数と行数に調整した。PDFも作った。
 17時にやっとデータ送付を完了した。
 7日(月)の夕方の打ち合わせまでに読んでおきます、と返信も来た。ホッとした。
 旅行というか出張計画は、明日の五大路子さんのひとり芝居鑑賞から始まっている。そこで達成しなければならない目的がいくつかある。月曜日夕方は、最後の目的で、その前にも予定がいくつか組んである。必要最小限の荷物にして、遅くならないうちに就寝モードに入った。
 どうもギリギリの生き方をしている感がある。ポックリ死んだら、後始末が大変だが、その手配までやっている余裕はない。やれやれ。

7月6日(日)「猛烈な暑さの中・・・の風さん」
 ワイフは今朝も地域の役員としての仕事があって、出かけて行った。もしかすると、私がやらなければならない仕事だったかもしれない。ここに住むようになって30年以上になるが、夫婦で手分けしてやってきた(PTA の役員も)。これからも、こうやって暮らしていくのだろう。
 徒歩で駅まで行き、ハンディファンを回しながら電車を待ち、電車に乗れば乗ったで、参考資料の読書を続けた。
 名駅で乗り換えの間にお土産を買い、新幹線の車中でも読書は続いた。
 新横浜で降り、JRの横浜駅でパンを1個だけ買って食べ、みなとみらい線の馬車道で降りて、赤レンガ倉庫へ向かった。
(向こうに見えるのが赤レンガ倉庫)
 私の頭の中の地図は幕末なので、この辺は不案内だ(海だからね)。
 それにしても暑いぜ。
 ロビーで鳥居先生と山路さんに合流できた。3人とも席はバラバラである。開場になったので、席についたが、五大路子さんが用意してくれた荻野アンナさんの隣だった。初対面なので、ご挨拶した。五大さんに私を荻野さんに紹介してもらうのは、今日の最大の目的だった。これで、ほぼ達成できたことになる(まだまだ先はあるが)。
 会場はほぼ満席になったが、驚くことに、ほぼ半数が男性で、そのことを荻野さんへ伝えた。
 公演の最後は、五大路子さんとゲストの荻野アンナさんのトークショーだった。今回の「横浜ローザ」は、ローザとして30年目になるが、それよりも戦後80年、平和記念3部作の第2弾という、意味も価値もある作品で、そのことを荻野さんが、公演の特徴を通じて語っていて、感銘を受けた。
 五大路子さんは、荻野さんを芥川賞作家とか元慶応大学教授といった肩書ではなく、フランス文学者で神奈川近代文学館の館長として紹介されたので、いつか話題が長谷川伸先生のことになり、ぜひ同館でも長谷川先生の顕彰につながることをしたいと、二人で盛り上がっていた。もしかすると、唖然とした観客が多かったかもしれない。
 荻野さんはそのまま帰られたが、最後に、鳥居先生や山路さんと楽屋を訪ね、五大路子さんをねぎらいつつ、今後の相談などをした。
(これはいただいた記念のフォトスタンド)
 3人は、晩ご飯を兼ねて、横浜中華街へ移動し、さらに放歌高吟ではないが、言いたい放題の打ち合わせを続けた。
 私は、馬車道にある定宿にチェックインした。猛烈な暑さの中、よくやった1日だった。

7月7日(月)「1万5千歩超・・・の風さん」
 久しぶりに泊った定宿の朝食が変わった。かつてはエスニックなレストランだったが、チェーン店のコーヒーショップ風になった。4種類あって、私はフレンチトーストを選んだ。けっこうなボリュームがあった。今日はこのエネルギーでがんばろう。

 これまた久しぶりに横須賀へ向かった。早起き効果で、予定より20分早く着けた。駅を出ると、青空の下、横須賀湾が広がっていて、湾に沿ってヴェルニー公園になっている。
 月曜なのでヴェルニー記念館はお休みだが、中は熟知している。水で濡らしたクールキャップ(帽子)が、今日の命綱だ。
(ヴェルニー記念館。今日は休館日)
 不思議な形をした巨艦がタグボートと一緒にしずしずと湾内に入って来た。アマチュアカメラマンが押し寄せていて、珍しいなあと語り合っている。軍艦の形をしているが、全体が灰色の鉄板でおおわれているのだ。国旗も掲げられていないが、米軍のものに決まっている。
 横須賀造船所は米軍のものなので、中には入れないが、ヴェルニー公園を歩きながら、3号、2号、1号ドックのある辺りを想像しながら歩く。小栗上野介忠順(ただまさ)とヴェルニーの胸像のところで、自撮り棒を使って写真も撮った。小栗の日米での説明文が正しいのを確認した。ヴェルニーは、ここへ来たとき27歳の青年だった。胸像や写真はずっとのちの姿である。
(左手に潜水艦が2隻。中央、向こう側、左から3、2、1号ドックがある)
 予定の1時間では無理だったが、早めに着いたおかげでたっぷり取材できた。
 午後は、新潮社、小学館とまわって、夕方からまた児童書のエージェントと会って打ち合わせた。送った原稿が完成間近なのを確認できた。
 今日は1万5千歩以上歩いたが、死なないで帰宅できた。冗談ではない。年寄りの冷や水は、今や年寄りの熱中症である。

7月8日(火)「家庭内借金返済・・・の風さん」
 日常に戻ったけれど、猛暑と窮乏は変わらない(笑)。そして、疲労はたっぷり残っている。
 午前中、代車で外出。家庭内のことではあるけれど、ピンチをかわすために、借金した金額を私の口座から家計の口座へキャッシュで移動させた(つまり借金の返済)。当初、こんなみっともないことは発生せず、さらに家計にもっと借金を返済するつもりだった(まだ借金があるのかい? はい(^_^;))。
 ドラッグストアでクーポンを使って買い物をして帰宅。
 今日は読書を少し進めるくらいにしておこう。

7月9日(水)「今年も幸運が舞い込む・・・の風さん」
 ブランチとしてトースト1枚だけで、代車で出発。修理の終わったキャメロンを引き取りに行くのだ。
 なかなかよく走ってくれる代車だった。
 カリチューはたまたま客がいなかったので、社長に近況を語った。横浜で何をしてきたかということだ。面白かったかどうかはともかく、変わった話題だったとは思う。
 修理されたエアコンをガンガンに効かせて帰宅した。幌付きのクルマでは、思ったほど冷えないものだ。
 ビンボー人にもうれしいことは起きる。毎年のことだが、LPガス会社のカレンダーには、保安クイズがのっている。月に1つの問題だ。前半が終了したところで、ハガキで応募する。以前、当選したことがあった。なんと、また当選した。図書券が1000円分。うれしい。応募できるものはなるべく応募しているので、1年に1回くらい、こういった幸運が舞い込むのだ。


7月10日(木)「今日もお疲れ様状態・・・の風さん」
 サーバーが新しくなるのに合わせてホームページもリニューアルが進行中である。
 なるべくSNSとの相性を良くしようと思っている。現時点考えていることは、1)気まぐれ日記とフェイスブックをセット化すること 2)従来の寄贈書籍やお勧め書籍のコーナーをX(旧ツイッター)に切り替えること 3)サラちゃんに関するインスタグラムを鳴海風とのコラボにそのうち発展させること 4)新たにYouTubeかショート動画を始めること 以上である。
 横浜、東京の旅から帰宅して、今日は草刈りをする予定だったが、相変わらず疲労がとれず、午後はリビングの床でぶったおれていた。
 晩御飯後、少し元気が出たが、読書をした後は、次の上京計画の調整をした。今月は無理そうで、来月早々に、キャメロンで行くことになる。貧乏ヒマなしとはよく言うが、私の場合、作家収入=活動資金という状態で、いつバランスが崩れるか、ハラハラである(もちろん黒字の方へシフトするのが望ましいのだが)。

7月11日(金)「蚊に食われた翌日・・・の風さん」
 昨夜、就寝前、ベッドで本を読んでいて蚊に食われた。日中は閉め切っている寝室だ。夜間、空気の入れ替えをするにしても、網戸は開けない。しかも、2階だ。どこから来たのかわからない。
 最初は蚊に食われたと思わなかった。痒いなと思っているうちに、犯人がシーツの上に黒い姿を見せた。手でたたいた。普通は逃げられる。が、見事につぶれた。真っ赤な血が、私の血がシーツに広がった。腹いっぱいで動きがにぶかったのだ。
 蚊に食われたところは悪化してなかった。ストレッチから朝食をちゃんと摂り、完全武装で屋外作業に出動した。熱中症アラートが出る前に、バッテリー1個分の草刈り(つまり裏の土地半分)を終えた。自宅裏の洗い場のタオルに、セミのぬけがらがついていた。やはり夏になったらしい。

 なべ焼きうどんの昼食後、キャメロンで5分で行ける床屋へ行った。仕事柄マスターは博識だ。私の言いたい放題にちゃんと対応してくれる。
 深夜、児童書の原稿の修正にやっと取り掛かった。世界は激動なのに、私の周辺だけ平和過ぎる。

7月12日(土)「陰と陽・・・の風さん」
 今日も予想最高気温は30℃ほどなので、完全武装で出動。生徒さんのクルマが2台駐車してあったが、残りの半分を草刈りした。玄関先の植え込みの中もちょっと刈ったが、きれいには刈れなかった。


 玄関前の道路に、セミの死骸があった。昨日発見した抜け殻の最後の姿かは不明。7年間土中で暮らし、7日間で成仏するセミ。今、『易経』の本を読んでいる。乾為天(けんいてん:陽)の時代から、坤為地(こんいち:陰)の時代に入ってもう長い。陰の時代には何でも受け入れながら、次のためのパワーをためる。学ぶべきことが多い『易経』の本である。
 イベント中だったので、GSへ行き、キャメロンに満タン給油してきた。ガソリン価格の安い地方に住んでいて幸運である。158円/L。
 疲れてしまったので、深夜、映画を観た。高倉健の「駅」。何年ぶりかの2度目。懐かしい顔ぶれ。しかし、ほとんど鬼籍入り。高倉健と倍賞千恵子の演技に感動した。

7月13日(日)「こんなはずではなかった・・・の風さん」
 週末くらい体力を屋内活動に集中して使おうと、今日はストレッチは中断。屋外作業も中止だ。
 冷蔵庫の中にある貰い物オンパレードを上手に組み合わせて、ワイフがランチをこしらえてくれた。地方に住んでいるので、貰い物は自然食品が多い。しかも農家でもないのに手作りばかり。ローラが新潟で農作業に汗を流しているのは驚きだが、地方ではこういったことが日常のようにある。都会なら高級料亭でないと食べられないような絶品が食べられるのは至福としか言いようがない。
 月曜日に打ち合わせで最後の詰めが決まった児童書の原稿を、何としても今日中に完成させて、エージェントに送って一段落させるのが今日の目標だった。
 ところが、修正作業は深夜にまで及び、さらに hairdye を強行しながら、ルビを付けて、たて書き編集をやっている間に、外が明るくなってきた。やばいやばい。明後日、地元でセミナーの仕事がある。
 まさかの執筆中断。今日は読書もできなかった。